【売り切れ】ナポリ特別企画 #3 Sartoria Ciardi Bespoke Polo RTW

さて、第三弾である。

サルトリア・チャルディの素晴らしいジャケット生地やスーツ生地についてもいずれは紹介しようと思うが、まずはこの美しいポロコートを3着紹介しよう。

あの半地下の古典的なチャルディの工房で、1着1着ハンドメイドで作られたポロコートである。そのクオリティはビスポークと全く同等、全てにおいて手縫いである。(以前ビスポーク既製服として紹介したものと同じだ。)

バックプリーツやそこに施されるボタンホール、ベルトやターンナップカフ。

ポロコートを縫うのは、気が遠くなる作業だ。一人のサルトが一生に使う糸の長さは月までも到達すると言われているが、成層圏を出た先の糸は殆どがポロコートに使われたと言っても過言ではない。(過言である)

もう一つ言えるのは、ポロコートには一般的なコートよりもかなり多くの生地が必要だということだ。美しいカシミアをバンチから選べば、10cm生地が長くなるだけで高級イタリアンでランチコースを食べられる差額になることもある。

では今回のチャルディのポロコートの生地はどうだろう。

端的に言って『Meraviglioso (素晴らしい)』である。

1. Blu di Notte – 100% Cashmere Holland & Sherry

サイズ TG.46〜48 肩幅47cm 胸囲56cm 胴囲52cm 袖丈63cm 着丈100cm

3着の中で最もクラシックなコートはこれだ。

濡れたような光沢の生地はHolland & Sherryのピュアカシミアである。コート生地らしい重量感(約500g/m)で毛並みは美しく整い、目を瞑って手でさぐれば、まるきり天国の動物を撫でているような気持ちになる。

そしてクラシックなネイビーの雰囲気が素晴らしい。青すぎることもなく、暗すぎることもない。ナポリの市街地で肩に羽織って歩くにも不足なく、東京のビジネス街で着こなすにも相応しい。ポロコートの色に迷ったら、このネイビーが良い。そうすれば20年後にも、この色を選んだ自分に感謝しているだろうから。

これほどにも絶妙な色合いで、かつ素晴らしい滑らかさといえば、もう何も言うことはあるまい。

そしてサルトリア・チャルディらしいディテールも健在だ。

勿論特に美しいのは、後ろ見頃のプリーツである。

2. Blu di Sera – 100% Cashmere Holland & Sherry

サイズ TG.46〜48 肩幅48cm 胸囲55cm 胴囲52cm 袖丈63cm 着丈101cm

先ほどの生地が「真夜中」を表すBlu Notteならば、こちらはBlu di Seraすなわち「夕方の青」だ。

この色味は最高に美しく、そして非常に希少だ。なぜならば、このブルーである以上は最高級の光沢が伴わなければエレガントにはならない。極上のクオリティの生地だからこそ、これほどまでに深みと存在感のあるブルーになるのである。

これもまた、Holland & Sherryの生地である。ダークネイビーであればまだ現物の生地を見つけることも出来るかもしれないが、この色味を探そうと思ったら確実に生地バンチを開くことになるだろう。それこそ、ポロコートの生地代だけで当店でジャケットが仕立てられる金額になるはずだ。

どうしてこれほど希少な生地をエンツォ・チャルディが既製服に使用したか、定かではない。しかし私もよくこういった生地でハンドメイドの既製服をオーダーするので、彼の気持ちがわかるような気もする。エンツォ・チャルディにとっては「既製服もビスポークも変わらない。全く同じ工程で作り上げた1着の作品なのだから」

(ご存じの通り、私はこのブルーが大好きである。このコートを一眼見たときにも、危うく自分のものとしてしまうところであった。幸い私は似た色のコートを既に仕立てているので、思い留まったのだ。)

3. Blu Misto – Cashmere & Silk Drago

サイズ TG.48 肩幅48cm 胸囲59cm 胴囲52cm 袖丈62cm 着丈100cm

最後の1着は生地も少しビンテージテイストだし、モデルもまるで数十年前のポロコートのような趣を見せている。これはナポリの洒落者たちが好みそうな雰囲気だ。

このメランジがかった生地は、DRAGOのカシミアシルクである。

少しはっきりとしたツイル織りにツイードのようなメランジだが、手触りはまるでビキューナのようになめらかだ。カジュアルな生地感のコートはともするとイタリアのよくある既製服のような雰囲気になりがちだが、これは一見してラグジュアリーな雰囲気が漂っている。

ポロコートは、あくまで屋外のコートだ。ということはこう言う雰囲気のセレクトは、むしろ正統派と言っても良いかもしれない。

デニムやコットンパンツに、タートルネックを合わせて。そういう着こなしをするのであれば今回の3着の中で最も適しているのはこのコートだ。ナポリのキアイア通りを歩く40代、50代の洒落者たちは、決まってそういう服装をしている。チャッカブーツにカジュアルなバッグで思いっきりドレスダウンしよう。ラグジュアリースポーツというものがトレンドになって久しいが、まさにそのような着こなしにピッタリなコートである。

ナポリ特別企画 #3 Sartoria Ciardi Bespoke Polo RTW

ということで、これらは各1着ずつ限定で販売中である。

サイズは記載の通りだが、ご覧の通り在庫はナポリのチャルディ工房にあるので、袖丈や胴囲などのサイズ修正してから納品が可能だ。ポロコートの既製服で悩みがちな袖丈等も、まったく心配がない。

Sartoria Ciardi 極上生地 ビスポーク既製服 ポロコート 通常価格 668,000円(税込) → 特別価格 420,000円(税込)

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