日本人の着こなしは本当にお洒落なのか? ナポリの人々との着こなしの違いとは

日本人の着こなしは、よほどスマートでフィッティングも良いことが多いです。世界のベストドレッサーのランキングを作れば、そこにはきっと数人、数十人の日本人がランクインするはずです。
しかし時より、日本人の着こなしがあまりにも計算されすぎていたり、過剰に作り込まれていたり、あるいは風景から浮き上がってしまったりしていることを感じます。

Sartoria Piccirillo サルトリア・ピッチリーロのジャケット 着こなしとディテール

ボリューム感のあるショルダーから胸にかけてのライン、そしてドラマチックなウエストの絞り込み。実にエレガントなラペルの返りとゴージの納まり、全てが体を包み込んでくれます。

Sartoria Piccirillo サルトリア・ピッチリーロ – 伝統の総手縫いナポリ仕立てを体感する究極のMTM

今回プロフェソーレ・ランバルディ静岡では、これほどまでに手間のかかったハンドメイドスーツでありながら、MTM(サイズゲージを使用した採寸)とすることで、手の届く値段を実現いたしました。

Sartoria Ciardi サルトリア・チャルディ 2018年6月トランクショーのご報告

細かい部分を見逃してはいけないし、しかしそこを追いすぎて全体のバランスを崩してはいけない。それを熟知しているエンツォは、全体のバランスに気を配り、スーツ自体の美しさを常に意識しながら、細かなディフェット(欠点)や不完全さを改善していきます。

【イベント】2018年5月31日〜 サルトリア・チャルディ来日トランクショー開催

父レナートからは服の仕立てだけでなく、人生そのものを学びました。私たちは20年後にもこのように服を仕立て続けているでしょう。それがサルトリア・チャルディの伝統だからです。

Sartoria Caracciolo サルトリア・カラッチオーロのビジュアルページを更新しました

常々ブログにあれを飲んでいるこれを飲んでいると書き立てているせいで、私は夜はどこかでボヘミアンな生活をしていると思われがちですが、実はコツコツ働いていることも少なくありません。

ナポリで着られているのは、総裏か背抜きか

誰が言い出したのか、ナポリには総裏しかなくて背抜きは日本人しか着ないとか、逆にナポリは暑くて総裏を着ることなどないとか、実にいろいろなことが言われています。
しかし実際には何が着られているのか。

ビスポークスーツ 最高の一着が仕上がるビンテージ生地の選び方

もう一つ、これはとてもおすすめなビンテージ生地との付き合い方なのですが、ある一定のブランドやシリーズを探すのではなく、その時々の出会いを大事にするのが良いのではないかと個人的には思うのです。