ナポリ特別企画 #1 NICOLA GIORDANO Collection

さて、イタリアである。

私にとっては去年の10月以来のイタリア、ナポリは何も変わらない。エスプレッソがあり、ピッツァがあり、喧騒と仕立て服がある。

私が最初に訪れたのはサルトリア・カラッチオーロ、すなわちニコラ・ジョルダーノのところだ。(というのは、この工房が一番ナポリ中央駅から離れていて、迎えが必要だからである。)

サルトリア・カラッチオーロの工房は私の想像に反して、この状況下でも大盛況だ。あまりの忙しさに、エレガントなスーツを着たオーナーは飛び回るように仕事をしている。

彼らにとっても最も大きな顧客はUdine(北イタリア)だ。北イタリアでのサルトリア・カラッチオーロの人気は特筆すべきものだ。

それに次ぐ顧客はナポリの富裕層だ。彼らは頻繁に工房に訪れて仮縫いをしているので、私もよく遭遇する。そのうちの数人はもはや顔見知りになって、彼らの怪しい日本語の練習相手になったりしているものである。

もちろん私もサルトリア・カラッチオーロの工房で日本語を教えているだけではない。日本で初めてサルトリア・カラッチオーロを紹介したときから、ニコラ・ジョルダーノとは仕事を超えた友人だ。彼の家で小さな息子ファビオと「どちらがより悪ガキか」について永遠に議論したり、彼の自慢の車でアウトストラーダを暴走したりする仲である。

ということで、彼の特別な生地コレクションを紹介するのは当然の流れである。今日はナポリ出張中の特別企画 第一弾として、ニコラ・ジョルダーノ(サルトリア・カラッチオーロ)とのコラボキャンペーンである。

NICOLA GIORDANO Collection

①Cashmere, Silk and Linen for Kiton

この二つの生地について多くを語る必要はないだろう。この美しい合物の生地は、キートンのために織られた極上のカシミアシルクリネンだ。

ラグジュアリーなカシミアのとろけるような手触り、リネンの杢目の美しさ。

この二つの組み合わせは昔からキートンの専売特許のようなものである。例えばナポリの生地商であるカチョッポリも似たような合物生地をロロピアーナに発注しているが、基本的にウールシルクリネンであり、ここまで贅沢な生地は存在しない。

このキートンからの放出品については私もよく友人から仕入れているが、ニコラ・ジョルダーノのコレクションはもっとナポリ的で華やかだ。優雅なスティレ・ナポレターノ(ナポリ的な装い)を知り尽くしたニコラ・ジョルダーノならではのコレクションを、特別価格で仕立てよう。

Sartoria Caracciolo MTM ジャケット(生地込み) 通常価格338,800円 → 特別価格240,000円(税込)

Nicola Giordano MTM ジャケット(生地込み) 通常価格389,620円 → 特別価格269,000円(税込)

②100% Worsted Cashmere for Kiton

さて同じくキートン別注の生地だが、これに関してはあまりにも……….早いもの勝ちだ。

しっとりと目の詰まったウーステッドカシミアというだけで極端にレアである。そのうえこれは美しいネイビーソリッドのジャケット生地で、上品なホップサックで、キートン別注だ。Perfetta(完璧)という言葉はこの生地のためにあると言っても過言ではない。

この生地で仕立てるならば、ハンドメイドであることが必須だ。(何故ならばその方がより美しいし、そのように仕立てるべき生地だからである)

Nicola Giordano MTM ジャケット(生地・仮縫い込み) 通常価格430,925円 → 特別価格310,000円(税込)

③H.LESSER & SONS 英国的ウーステッド

さて、一転して英国的なスーツ生地である。

ぎっしりと目の詰まったウーステッドの風合いも、プリンス・オブ・ウェールズの柄も非常に英国的だが、この色の組み合わせはいかにもナポリ人好みだ。

腰の強い生地だが手触りはあくまでしなやかで、少し光沢もある。ナポリ人はBel a Manoという言葉をよく使う。これは直訳すれば「手に美しい」となり、手触りが素晴らしいという意味である。

この美しい英国生地で、サルトリア・カラッチオーロのダブルスーツはどうだろう。チェンジポケットをつけても良い。ナポリの軽快な仕立てとこの生地の組み合わせは最高だ。何故なら雰囲気は英国的で、着心地はまるで羽のように軽い。夢のような話である。

Sartoria Caracciolo MTO スーツ(既成サイズ・生地込み) 通常価格275,000円 → 特別価格210,000円(税込)

Sartoria Caracciolo MTM スーツ(生地込み) 通常価格335,500円 → 特別価格258,000円(税込)

④Drago Wool & Linen

なんてことはない生地だが、これはニコラ・ジョルダーノのお気に入りだ。ドラゴの美しいウールリネンで、ざっくりとした春夏生地。カジュアルな雰囲気で、デニムやコットンパンツとの組み合わせが美しい。

ナポリのウェルドレッサーたちはこういうカジュアル生地を、思いっきり色気のあるナポリ仕立てで着るのが大好きだ。

やりすぎな程のManica Mappina(雨降らし袖)にダブルステッチ、パッチポケットに財布と携帯を無造作に入れて、デニムや白いコットンパンツを履いて着こなそう。スニーカーでも良いし、靴底の擦り減ったマッケイ製法の革靴でも良い。

ただしこういう服はありがたがって着ちゃいけない。くたくたになるまで着込んで、休日の公園や海辺の散歩にも羽織って行くべき1着だからだ。

ということで、それに相応しい特別価格を用意しておこう。

Sartoria Caracciolo MTO ジャケット(既成サイズ・生地込み) 通常価格220,000円 → 特別価格140,000円(税込)

本当はもう少し紹介したいものもあるが、今回はこの位にしておこう。そうでないとニコラ・ジョルダーノの大事なコレクションを全て売り尽くしてしまうことになるからだ。

ご注文、お問合せはコンタクトフォームから。

それではご機嫌よう!

 

※いずれも帰国後に静岡の店舗、もしくは東京出張時に採寸が可能です。

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