Camiceria Piccirillo ビスポーク工程で仕立てる 手縫いカプリシャツ

こんにちは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。

今月のサルトリア・チャルディのトランクショーはとても多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。

エンツォが選んだイタリアのワインも開けて、忙しいながらも実に楽しいトランクショーになりましたね。

さて、実はそんなトランクショー中にもひっきりなしにご注文いただきましたのが、カミチェリア・ピッチリーロのシャツです。

オーダーしたサルトリア・チャルディのスーツやジャケットに合わせるハンドメイドのシャツを、と大変嬉しいご注文でした。

そのタイミングに間に合えばより良かったのですが、実はカミチェリア・ピッチリーロの最新の悪巧みともいうべき作品が、つい先日到着したのでご紹介いたしましょう。

総手縫いで仕上げる、カプリシャツです。

ビスポーク専門シャツ工房が仕立てるカプリシャツ

もともとカミチェリア・ピッチリーロのマウリツィオも、作ってみたいと言っていたカプリシャツ。しかしどうせ作るのであれば、ビスポーク専門カミチェリアの技術を生かして他にないものを生み出そう。

そんな話から生まれたのが、この総手縫いのカプリシャツです。

通常のカプリシャツはカジュアルシャツのため、手縫いの工程は減らすのが普通です。

しかしカミチェリア・ピッチリーロの考え方は違います。ドレスシャツは部分によって緻密なミシン縫いを使うことで、精巧さを出す必要があります。カジュアルシャツは逆に自由なシャツだからこそ、手縫いの柔らかさとステッチワークを生かせるのですね。

ビスポークのドレスシャツ同様、ボタンホールに始まり、袖付けやヨークなどほぼ全ての工程を手縫いでこなすのはもちろんのこと。

通常よりもさらにリラックスした雰囲気の雨降らし袖になっています。

また、今回は通常ミシンで縫われる襟やカフスもハンドステッチにて仕上げています。

ちなみに袖丈はカプリシャツによく用いられる7分丈ではなく、しっかりとした長袖です。身幅もゆったりさせすぎず、上からジャケットを着られるようにデザインしています。

裾は上の通り切れ込みが入っており、スクエアなシルエットになっています。タックアウトで着ることが前提のカプリシャツならではのデザインです。

もう一つのカプリシャツ独特のデザインといえば、この襟から前身頃にかけての部分でしょう。

シンプルな一つボタンのスキッパーになっており、非常に色気のあるシルエットを描きますね。

またその全てが手縫いによって仕上げられているので、ステッチそのものがアクセントになっています。

ジャケットの代わりにアウターとして着るために、襟は少ししっかりとした芯地を使用しています。そのため写真のように襟を立てても、美しく着られます。(もちろんご希望に応じて柔らかい芯地も可能です)

カプリシャツを、よりエレガントに

春夏の軽快なシャツ着こなしに是非取り入れたいカプリシャツ。

ですがカプリシャツになった途端手縫いでなくなってしまったり、七分袖などのディテールが少し着こなしにくかったりと、敬遠していた人も多いはずです。

ビスポーク専門シャツ工房である、カミチェリア・ピッチリーロが仕立てるカプリシャツは、普段ビスポークのスーツを着ている方のためのカジュアルシャツです。

軽快で色気あるディテールを取り入れながらも、エレガントさを失わない絶妙なバランスを実現しています。

昼間はシャツ一枚でさらりと来こなして、自然の中でのバカンスを楽しむ。夜になったらジャケットを羽織って洗練されたレストランへ。そんなイメージで使える稀有なカプリシャツです。

是非この機会にお試しくださいませ。

 

Camiceria Piccirillo カミチェリア・ピッチリーロ カプリシャツ

プロフェソーレ・ランバルディ静岡の店頭にてオーダー受付中。

○CAPRI – BESPOKE(襟/袖/前身頃 ハンドステッチ含む 総手縫い)¥52,000+税

○CAPRI – FATTO A MANO(10〜12工程手縫い)¥39,000+税

(どちらもベーシックなリネン生地代込み)

 

※今回記事で紹介しているのはCAPRI – BESPOKEです。

※以前オンラインオーダーをご利用されたことのあるお客様は、オンラインでのご注文も可能ですので、ご相談くださいませ。

※6月中のオーダーは8月上旬にお届け可能です。

 

お問い合わせはこちらから。

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