皆さんこんにちは、プロフェソーレ・ランバルディの大橋です。今日は皆さんにひとつ、お話をさせていただければと思います。

それはナポリの名店、チェザレ・アットリーニのお話です。

よく日本では、イタリアのブランドとして現地では見たこともないようなブランドが紹介されていますよね。

イタリア製のブランドとは言っても、必ずしもイタリアで店を構えているとは限らず、その実日本の企業が現地のファクトリーに依頼して作らせている、和製イタリアブランドであることも少なくありません。

では、日本で最高峰と言われてやまないチェザレ・アットリーニはどうなのでしょうか。一部では「ナポリでは誰も着ていない」「外国人向け」といったことも言われていますが、これは本当なのでしょうか。

実は、チェザレ・アットリーニはナポリでも有名な名店なんです。

(写真はアットリーニ・ナポリ本店のウィンドウ)

ナポリの名店は、ナポリ市民に愛される

そもそもナポリの名店と言われ、世界に名を轟かせている老舗の多くは、そもそもナポリの紳士達に支持されたことから人気になっていることが普通です。

例えばマリネッラ。マリネッラは今でこそ世界中で有名なネクタイの名店ですが、昔は英国からのセンスのよい舶来品を扱うセレクトショップでした。

そしてそのセレクトが賞賛される中、英国製のシルクを使った独自製法のセッテピエゲのネクタイを作ったことで、一気にネクタイブランドとしての名声を得たのです。

ナポリではお洒落な紳士達はもちろんのこと、ちょっとしたメガネ屋さんでバイトをしている女の子でさえ「マリネッラね!」と青い紙袋を指差すほど。マリネッラは地元で愛されるお店なのです。

アットリーニに関しては、さすがに値段が高い既製服であることもあって、マリネッラほど皆に親しみのある店ではありません。しかしドクターや弁護士などリッチな人たちの間では必ずと言っていいほど話題に出る一流の服屋さん。

ちょうど日本のリッチな人たちがこぞってエルメスの話をするように、ナポリではアットリーニの話をするのですね。

イタリアという統一された国ができて約150年、未だ(特に年配の方の間)都市ごとの連帯意識が強いこともあって、ナポリの人はナポリのものが好き。彼らはイタリアーノではなくナポレターノなのです。

だから彼らのエルメスは、ロンドンハウスでありチェザレ・アットリーニなのですね。

ナポリの人々は何よりもナポリの名店を愛し、それを賞賛し遠い海外から足を運ぶ外国人にも「その意気やよし」と接するわけです。

ファッション関係者も一目置く

ここまでは一般的な人々の間でのチェザレ・アットリーニを見てきましたが、それでは本場ナポリで働くファッション関係者はこのブランドをどう見ているのでしょうか。

あるナポリのファッション関係者の意見は「すごく良いけど、値段が高い」ということ。それもそのはずナポリにはいくつものサルトリアがあり、彼らからすれば同じお金を出せば地元のサルトリアでビスポークができるから、それで良いよ、というわけです。

まあそう言われてしまえばそうですが、日本人である我々からすれば、本格的なナポリ仕立てを体験できるアットリーニは貴重ですよね。

またもう一人別の人に聞いてみると、やはりアットリーニは「最高」だということ。その人は近代的なサルトリアを運営している人ですが、アットリーニの型を参考にしているとのことでした。

まとめ

いかがでしたか。

今回は世界最高峰のブランドとして名を馳せるチェザレ・アットリーニが本場ナポリでどのように見られているかについてを紹介しました。

やはりアットリーニ、私にとっても特別な存在です。ナポリでもお洒落な人たちの憧れの存在だと知って、素直に嬉しかったですね。

皆さんも是非、アットリーニを体験してみてくださいね。

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