12/12 〜 EXCLUSIVE CASHMERE《贅を極めたカシミア》現物生地キャンペーン

イタリア人たちはしきりに、Bello a Manoという言葉を使う。

これは直訳すれば「手に美しい」となる。すなわちこれは手触りの良さを表す言葉だが…「手触りが良い」ではなく「手触りが美しい」というのがなんともイタリア的である。

それだけに、手触りというのはイタリアにおいて、そして仕立て服の世界においては重要なポイントだ。

だが2023年もすでに終わろうとしているというのに、残念ながら手触りをオンラインで伝える方法は発明されていない。いくら洋服屋が一生懸命に写真を撮って文章をこねようとも、やはり手で触れる瞬間の感動にはかなわない。

そこで約8ヶ月ぶりの現物生地キャンペーン週間である。そして今回のテーマは「コート生地」だ。数多くの現物生地を見比べて、その中から一生物のカシミアコートを仕立てる……と、そういう企画である。

EXCLUSIVE CASHMERE《贅を極めたカシミア》

12/11 – 12/31 プロフェソーレ・ランバルディ静岡 & 東京 限定キャンペーン週間

カシミアの値段は恐ろしいほどに高騰している。今までの倍の金額になっている生地も少なくない。だがそれ以上に深刻なのは、美しいカシミアの枯渇である。

しっかりと目の詰まった、光沢があって発色の良いカシミアコート生地というのは、ナポリの生地屋でも目に見える早さで少なくなっている。当店が買い占めていることもあるが、何よりも現行のバンチ生地が高すぎて、極上のデッドストックを買った方が安いという状況が発生しているからだ。

今回用意したのは私が随分前に購入しナポリの方で保管していたが、最近日本に送ってもらった生地たちがメインである。

ベージュ系からネイビー、グレーに至るまで20種類以上のデッドストックコート生地がある。

極上のクオリティのコロンボとか、ロロピアーナとか、わけがわからないほど美しいビンテージゼニアとか、今では宝石よりも価値のある生地だが、仕入れたタイミングのおかげでキャンペーン価格を実現している。

どんなキャンペーン価格かといえば、元値では60,000〜80,000円/mのカシミア生地が、0円/mになっている。コート生地は約3メートルにカットされていることが多いから、定価なら18万円〜24万円の生地代が無料になっているといえば、店主の気が違ったと言われてもおかしくない安さであることがわかるはずだ。

EXCLUSIVE CASHMERE

Nicola Giordano Cashmere 100% コート MTM 生地込み
通常価格 542,000円 → 特別価格 320,000円 (税込352,000円)
通常は+20%アップチャージのポロコートも同価格にてオーダー可能。

Sartoria Piccirillo Cashmere 100% コート BESPOKE MTM 仮縫い・生地込み
通常価格 614,000円 → 特別価格 400,000円 (税込440,000円)
ポロコートは20%のアップチャージ。

Sartoria Ciardi Cashmere 100% コート BESPOKE トランクショー仮縫い
通常価格 746,000円 → 特別価格 580,000円 (税込638,000円)
ポロコートは20%のアップチャージ。

 

今回はあくまで現物生地キャンペーンなので、どんな生地がどれだけあるかを全て紹介することはないが、もしお探しの色があるのであればお問い合わせ頂きたい。

これだけの数があるからには、きっとイメージに合うものがあるだろう……。

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