私たちはポンペイとスカファーティの間、ボニフィカ通り30番地、ファイート山のスロープにいます。しかし今回はいつものようなイタリア、英国スーツ生地ではなく、一流のイタリア製もしくはフランス製のレザーに囲まれています。ここ、Alfredo Rifugio アルフレッド・リフージョの工房で。

50年以上に渡ってテイラーであり続け、偉大な紳士であるアルフレッドは息子のアルフォンソと共に、僕をショールームへと案内してくれました。彼らは素晴らしいナポリ式のエスプレッソを運んで来てくれました。そして私たちのビスポークに関するテイストを比較しながら話をしていると、アルフレッドは彼の長いストーリーについて言及し始めました。それは、彼が12歳の時に小さなテーラー Ernesto Barbuto エルネスト・バルブートで働き始めたときに始まったストーリーです。

18歳になったとき、彼は修行を続けるためにポンペイにあるGiovanni Malafronte ジョバンニ・マラフロンテというワークショップへと移りました。アルフレッドはそこで、今の「レザーテーラリング」に通じるカッティングと縫製のテクニックを学んだのです。

アルフォンソは彼の父(アルフレッド)がいつも有名ブランドのために服を作っていたことを僕に教えてくれました。そして彼はついに自身がブランドになることを決め、RIFUGIO リフージョをナポリに開いたのです。

家族経営で運営されている工房には8人の職人が働いており、一般的なサルトリアでの光景とは対照的にその多くは女性です。それぞれの職人が独自の役割を持っています。
レザーは全てを手で縫うことが不可能なことから、ミシンを使用して仕立てます。しかしそれにもかかわらず、一着の服を作るのに約30時間がかかっています。
全ては職人の手による裁断から始まり、服は二つのパーツからなります。なぜなら革は副資材のキャンバスと接着したときに縮むことが多いからです。そのあと前身頃とスリーブはミシンで縫い合わされます。しかし写真で見てもわかる通り、肩周りは非常に柔らかくなっており、彼はちょうどナポリのサルトリアが用いるような小さな肩パッドを縫い付けます。
重要なのは「ストレートワイヤ」と呼ばれる、非常に太いシルクの糸です。これは生地にしなりと硬さをもたらすために、袖と前身頃に仕込まれます。ボタンホールはミシンでカットされますが、ホールはレザー専用の針を使って全て手で縫われます。

RFIUGIO リフージョのジャケットはナポリの伝統的なサルトリアを尊重した、非常に軽い仕立てです。また非常に長いプリーツを持ち、高く狭いアームホールを持っています。さらにはナポリ伝統のマニカ・カミーチャも見られるのです。

RIFUGIO, NAPOLI
Via Bonifica Vicinale di Palma, 30
84018
Scafati, SALERNO
081 850 3584

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