これは装い方というよりも作り手の物語であり、職人と顧客だけでなく、職人と街、顧客と場所、土地柄と感性など様々なものが複雑に交錯して出来上がった一つの「継続する遺産」なのです。
カテゴリー: BESPOKE
Imperfezione 不完全さの美とは
ナポリのスーツは完璧ではない、とよく言われます。しかし完璧でないにも関わらず、それは完璧なものよりも美しく感じられる。その秘密について、今回は探求していくのです。
【2018年】Sartoria Ciardi トランクショー 予定のご案内
こんにちは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。 今日は皆さんにSartoria Ciardi サルトリア・チャルディのトランクショーのご案内です。 とはいえまだ日程は確定しておらず、10月中旬頃の予定とざっくりRead more
Sartoria Ciardi サルトリア・チャルディで仕立てたビスポーク麻ジャケット
今回はSartoria Ciardi サルトリア・チャルディのアトリエで見つけたグリーンのアイリッシュリネンで、夏物のジャケットを仕立ててもらいました。
このジャケットは実にSartoria Ciardi サルトリア・チャルディらしい一着でありながら、同時に私の好みを強く反映したものでもあります。
真夏のリネンジャケットは私たちを救うか
確かに夏の日本ではあまりにも湿度が高く、暑いためにどんな生地であってもジャケットを着ること自体が不可能であるようにも思えます。
Sartoria Piccirillo サルトリア・ピッチリーロで仕立てたビンテージ・モヘアのジャケット
いつこのジャケットを着てそこを訪れても、ジャンニ・ピッチリーロは服を仕立てている。そんな安心感こそが、ジャンニの作るジャケットに私が妙な愛着を持ってしまう理由かもしれません。
【新ブランドご案内】Sartoria Borbonica サルトリア・ボルボニカ – 美しき時代のナポリ、その色彩を纏う服
ナポリでも特に貴族的で優雅な街、栄華を誇った時代の名残を持つメルジェリーナ地区にアトリエを構えるサルトリア・ボルボニカ。
現代にあってもなお世界を魅了するナポリ、その文化の原点とも言えるブルボン王朝時代の情景を、1960年代のビンテージスタイルを通して表現するサルトリアとして、4人の熟練したサルト達を中心にエレガントかつハイエンドな服を作り上げています。
Sartoria Piccirillo サルトリア・ピッチリーロのジャケット 着こなしとディテール
ボリューム感のあるショルダーから胸にかけてのライン、そしてドラマチックなウエストの絞り込み。実にエレガントなラペルの返りとゴージの納まり、全てが体を包み込んでくれます。
Sartoria Piccirillo サルトリア・ピッチリーロ – 伝統の総手縫いナポリ仕立てを体感する究極のMTM
今回プロフェソーレ・ランバルディ静岡では、これほどまでに手間のかかったハンドメイドスーツでありながら、MTM(サイズゲージを使用した採寸)とすることで、手の届く値段を実現いたしました。
Sartoria Ciardi サルトリア・チャルディ 2018年6月トランクショーのご報告
細かい部分を見逃してはいけないし、しかしそこを追いすぎて全体のバランスを崩してはいけない。それを熟知しているエンツォは、全体のバランスに気を配り、スーツ自体の美しさを常に意識しながら、細かなディフェット(欠点)や不完全さを改善していきます。