こんばんは、プロフェソーレ・ランバルディ静岡の大橋です。

今日は皆さんに、今再び世界中から熱い視線を注がれているナポリのSartoria Dalcuore サルトリア、ダルクォーレのブラウンジャケットを使った着こなしを紹介したいと思います。

Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレについて

Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレといえば、ナポリでは重鎮と言われる有名サルトリアですが、しかし何となく異端児的なイメージのあるサルトリアでもあります。

ナポリの中でも一等地と言われ、美しいマンションが立ち並ぶ海岸線沿いに堂々たるアトリエを構え、窓いっぱいにナポリ湾が見える工房には鮮やかな色彩の抽象画が何枚も飾られている。

それはナポリに数あるサルトリアの中でもやはり風変わりな様子で、私などはナポリでアトリエの前を通る度にそのアトリエをまじまじ見上げてしまうのです。一度はうっかりルイジ・ダルクォーレ本人と目が合ってしまって、ガッツポーズをするハメになったこともありますな。

ちなみにこのSartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレのアトリエとアンナ・マトッツォのカミチェリアはかなり近いところにあり、そのあたりを訪れるのに最も便利な宿は、何を隠そうRiviela di ChiaiaにあるProf. Rambaldi 故ランバルディ教授の邸宅です。

さて、それはいいとしてSartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレのジャケットですが、これは3つボタン段返りに2パッチポケット、サイドベンツという典型的なブレザーです。Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレの特徴である雨降らしは健在、しかしステッチはシングルです。

先ほども書いたように、Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレのジャケットは、今世界中から注目されています。しかし数年前まで彼が作っていたジャケットと、日本やその他の国でたくさん取り扱いがされるようになってからのジャケットでは、やはり作りが少し違うようです。

こちらは数年前のものですが、この時代はシングルステッチのものが多く、またシームラインやステッチワーク、ボタンホールなどが非常に鋭く精緻、全体的にシャープな印象がありましたね。

肩線の流れ方などは本当に美しく、やや前肩でありながらシームラインが後ろへ逃げるので、複雑な立体感を持っています。

そしてそういった作りを見ていくと、Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレ 彼が独自の美的感覚と、非常にアーティスティックな感性を持っている職人なのではないか、と感じるのですね。

もしこんな分かりやすい表現をすることが許されるのであれば、私はこう表すでしょう。Sartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレはナポリの老舗サルトリアの中で最高の「芸術家だ」と。

自分の感性に従って次々と挑戦し、他のどこにもない彼だけの仕立てを完成させている。しかしその根底にあるのは、まるきりイデアのごとき、絶対的な美を求める心なのではないか…….。

今度アトリエの前でダルクォーレ氏に会ったら、尋ねてみることにいたしましょう。

今日の着こなし

さて、長くなってしまいました。

今回はSartoria Dalcuore サルトリア・ダルクォーレのブラウンジャケットをベースに、いわゆるマッローネ・エ・アッズーロの着こなしです。このジャケットはドラッパーズのトロピカルウールを使用しており、軽快な印象です。

合わせた白のトラウザーズはコットン・リネンの既製品。裾幅は19cmで、カブラ巾は4.5cm。個人的にはこのくらいのサイズ感が落ち着きます。ノープリーテッド、ベルトループのあるカジュアルなトラウザーズですが、ベルトはしないことの方が多いですね。

シャツはアンナ・マトッツォのコットン・リネン生地のもの。マイクロチェック柄となっていますが、柄は殆ど見えませんので、無地シャツのように着こなすことができます。手縫いによる袖付けが美しく購入しましたが、やはりアンナ・マトッツォのシャツは着心地が良いため、随分着こんでしまいました。

今日のネクタイはE. Marinella マリネッラのセッテピエゲです。重量感のあるネクタイですが、結んでいるときには意外に重さを感じないものですね。

靴はベッタニン&ベントゥーリより、グッドイヤーウェルトのモデル。バルモラルが多くダービーシューズは避けていたのですが、この一足でダービーが気に入りました。カジュアル過ぎないシルエットが好みのようです。

今日は長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。

それでは、また。

 

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